胃の調子と精神性疾患
古い教えにもその相関性についいて多く述べられています。経験的に判っていたのでしょう。
今日の西洋医学でも、セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリン等と精神疾患の関係の解明が日進月歩に進み、すばらしい成果が予感されます。 これらの脳内ホルモンは、トリプトファン、チロシンなどのアミノ酸が原料となります。胃の消化液に含まれるペプシンがタンパク質を分解し、トリプトファン等の原料になるアミノ酸を作ります。 でも胃の不調が続けば大事な栄養に不足をきたします。
胃の気が、虚したり、悪い気が溜まって胃の不調を訴えて来院される方は、かなりの比率になります。 原因は、胃を冷やしたり、寝る前に食べたり、たべすぎ、刺激物、時間通りに食べない、などなど、いくらでもあります。ストレスも大きいです。
栄養が足りないと、脳は直ぐに影響を受けます。 パニック障害をほとんど克服されていた人が3週間下痢気味だっただけで、またパニックになられたことがあります。
腎虚とは
身体には多くの気の流れがあり、その中の一つで、腎臓、膀胱に繋がっている
またこの気の流れは、脊髄、脳にも繋がっている。 この腎の気が足りなくなった状態を腎虚と言い、関係する人体部位の働きが悪くなってしまう。
しかし、気を補ってやれば、確実に脳などは元気になり、みるみる変わっていきます。