高機能自閉症
ヘルスアート
本文へジャンプ

胃の調子と精神性疾患

古い教えにもその相関性についいて多く述べられています。経験的に判っていたのでしょう。

 今日の西洋医学でも、セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリン等と精神疾患の関係の解明が日進月歩に進み、すばらしい成果が予感されます。 これらの脳内ホルモンは、トリプトファン、チロシンなどのアミノ酸が原料となります。胃の消化液に含まれるペプシンがタンパク質を分解し、トリプトファン等の原料になるアミノ酸を作ります。 でも胃の不調が続けば大事な栄養に不足をきたします。

 胃の気が、虚したり、悪い気が溜まって胃の不調を訴えて来院される方は、かなりの比率になります。 原因は、胃を冷やしたり、寝る前に食べたり、たべすぎ、刺激物、時間通りに食べない、などなど、いくらでもあります。ストレスも大きいです。

栄養が足りないと、脳は直ぐに影響を受けます。 パニック障害をほとんど克服されていた人が3週間下痢気味だっただけで、またパニックになられたことがあります。

高機能自閉症に対する考え方

 今までいろんな子供を見てきたところ、ほとんどの場合腎虚という状態になっているのと、胃の不調で脳に必要な栄養が不足しているのが主たる原因ではないかと思われます。

 開院以来、難治性疾患に重点取組みをしてきましたが、アレルギー疾患もその中の一つで、西洋医学では治りにくいとされます。このアレルギーも腎虚で起きているケースが多く、自律神経失調と言った状態になっている人が散見されます。
自閉症の方で不眠、便秘、下痢、肌荒れ、鼻炎その他自律神経失調傾向の方ならきっと腎虚の体質を改善することで治癒できる可能性が有ると言えます。
 
 

腎虚とは

身体には多くの気の流れがあり、その中の一つで、腎臓、膀胱に繋がっている
またこの気の流れは、脊髄、脳にも繋がっている。 この腎の気が足りなくなった状態を腎虚と言い、関係する人体部位の働きが悪くなってしまう。
しかし、気を補ってやれば、確実に脳などは元気になり、みるみる変わっていきます。