では逆に治りにくいケースはどの場合かと言いますと、長い間、薬をたくさん飲んでいた人。特にステロイド剤を多用していた人は、治りにくい傾向にあります。痛み止めを使ってる場合は(こんな人が多いのですが)、その薬は胃を傷害する性質が強いので、膝の痛みに出て来てしまいます。何年もの間、眠れないことから、心臓を悪くしてしまってる人も多いです。関節リウマチはそもそも血流障害を伴っているので、心臓を弱らせてしまうことは、大変問題です。
長い闘病生活から精神的な面でも弱っており、どこへ行っても治らないことから、やはりここでも治らないと早く判断してしまうことも問題です。半年1年2年とかかろうとも、粘り強く直そうとする態度が必要です。アトピー性皮膚炎とか、リウマチの治療には、良くあることなのですが、常に良くなって行くとは限らなく、悪くなって見たりすることもあります。しかし、悪くなった場合、必ずその原因が見つかります。例えば、テンプラやフライを食べ過ぎた場合、肝のエネルギーが弱ります。そして心のエネルギーも弱り、血流障害が起きます。皮膚の状態は悪くなり、また関節の状態も悪くなります。原因がわかってる場合はそれを避けることで、改善することができますが、長い治療の中では、たまにはケーキを食べたり、チョコレートを食べたりしてしまって、悪くなることもあります。あきらめては行けません。
くどいようですが、初期のリューマチは、3カ月で治します。ぜひお越しください。すぐに良さがわかっていただけると思います。リューマチに限らず、自己免疫疾患(アレルギー)は、西洋医学ではうまく載せていません。ヘルスアートが開業当初よりアレルギーに力を入れている理由は、現在の医学では無力だからです。どーゆーわけか、このようなアレルギーの病気で、医療関係者の方が大勢治療に来られています。そんなことからも西洋医学だけに頼っていてはいけないと言うことが推察できるのではないでしょうか。
治療の説明が後になってしまいましたが、どのような治療をするのかと言いますと、リウマチの場合、循環不良が最も改善すべき点です。東洋医学では、肝のエネルギーの子供の心のエネルギーがともに弱ってることが多く、その2つの気のエネルギーを健康にすることで、全身の関節に血流が潤沢に行き渡り、改善することができます。しかし、来られた人の中に膝を痛くしている人が多く、これはほとんどの場合、痛み止めの薬の副作用と思われます。したがって、痛み止めを徐々にやめて行かないと、膝の痛みは治ることはありません。やはり、痛みを我慢すると言うことで、耐えられない方も、少しはおられます。粘り強く共に頑張って行きたいと思います。
最近の治療例
昨年70歳を超える人がリウマチで、治療に来られました。病院でリウマチと診断されてすぐにお越しになったので、週1回の平均的な治療で、3カ月も経たないうちに、痛みはほとんどなくなりました。5カ月を経る頃には、リウマチでおこしになったことを忘れてしまうぐらいの回復ぶりでした。病院で検査を受けたときに、「痛くないので、薬はいらない。」と言ったところ、「リウマチは治らないので、検査結果が出るまで、薬は飲むように」と指示されてしまいました。もちろんその後の検査結果を見れば、リウマチ検査は陰性(−)でした。「そんなはずはない、もう一度検査と言うことで、1カ月ほど後にもう一度検査することになりましたが、やはり結果は同じ陰性(−)でしたとご報告いただきました。治療を終えてもよかったのですが、発病が3月と言うこともありましたので、2週間に1度くらいは来られた方が安心ではないかと言うことで、まだ少しフォローしております。この方の経験から、年齢に関係なく。3カ月ぐらいで、痛みは取れるのだと言うことがわかりました。
1年間の治療を長いとおっしゃる方がおられるかもしれませんが、10年20年と患っている方が多い病気ですのでリウマチ友の会に入る前に治り、大変喜ばしいことのように思います。「リウマチ友の会に入っていたら宣伝して貰えたいのにネ!」などと悪い冗談を言ってしまいました。以前、「40年前にこんな治療に出会えていたならば・・・」と嘆かれた方が、おられましたが、本当に今の西洋医学の現状を見ていますと、何とかしてあげたいと思う次第でございます。